おくでん日誌

2013年11月7日 手打ちうどん・そばの店 藪(やぶ) 京都郡みやこ町勝山



 行橋から国道201号線を田川方向へ向かい、築城へ抜ける防衛道路の交差点を過ぎると100メートル程先の左手に「手打ちうどん・そば藪」の 大きな看板が見える。
手前が「うどんの丸亀」で右手には「寿司のさき田」がある。 わたしがこの辺で一番お気に入りのうどん屋さんで、甘旨い出汁(個人的意見)に打ちたてのコシのあるうどんが堪りません。
そのうどんに天ぷらやご飯がセットになった平日限定の「藪定食」が、お手頃価格でボリウムもあって美味しいので紹介します。




駐車場は入ってすぐの場所と奥にも停めるところがあり、週末のお昼や夕食時間ともなると満車状態になります。
お店の外観はこの様に落ち着いた感じで、周りには手入れの行き届いた植木が植えられており、少し高級感があります。




混雑時は入口左手の大きな座敷を開放していますが、通常は入って右手の座敷(画像)と入口左右の窓際の席、厨房前のカウンター席が使われています。
窓の外には植え込みのやさしい緑が窺え、まさに藪の中に居る様な演出がされています。




メニューには単品と定食物が並んでいます。単品でうどんを注文した人は、人気の「山賊おにぎり」も一緒に頼んでいる人が多い様です。
定食では土日だと「から揚げ定食」や「天ぷら定食」を注文する人が多い様ですが、平日は今回わたしがおすすめの「藪定食」の注文客が多い様です。




藪定食です。そば好きには「藪そば定食」もあります。お値段はこのボリウムで890円。




メインのうどんですが、甘い揚げが1枚にかまぼこが2枚。計った事はありませんがとにかく麺が長いです。50センチくらいにはなるんじゃないでしょうか。 コシがあってとてもおいしいです。




天ぷらは揚げたてで衣がサクサクしています。えびが2尾ついていて、うどんに乗っければ海老天うどんになります。 わたしもそうですが、大概の人がこの海老天を食事の最後一口に残していると思います。




ご飯はかしわご飯(画像)と白ご飯が選べる様になっていて注文時に聞かれます。おすすめはやはり「かしわご飯」です。




小鉢と漬け物は不定期に内容が変わっていると思います。この日は小鉢がおからで漬け物はダイコンと昆布の細切りでした。 もうひとつ、あったかいお茶もついていますので食後にお楽しみ下さい。


山賊おにぎり 14年2月14日



こんぶ、鮭、たらこ、梅の4種類が入ったおにぎりです。


かけうどんといなり寿し。麺がとにかく長いです。



良いところばかり紹介したので、ちょっと気になったところも書いておきます。
一度食べれば分かりますが、週末は満席になる人気のお店なので入れ替わり立ち代り人が訪れます。 店員さんの交替時間と重なったりして連絡が上手く行き届いていない事があるかも知れませんが、注文を飛ばされた事が何回かありました。 具体的には、自分が注文した品物と同じ物が後から来たお客さんへ先に渡されました。
また、30分以上待たされて文句を言ったら、3分もしない内に出て来た事も数回。 忙しくて待たされている事に店員さんが気付かない事もあると思います。
「いつまで待っても出てこない」とカッカするより「まだですか」と早めに店員さんへ言った方が良いと思います。

もうひとつ。ここは打ちたて茹でたてのうどんがモットーのお店ですから、注文した物が出来次第に運ばれて来ます。 同席の人と種類の違う物を注文した場合、同タイミングで運ばれて来る事を期待しない方が良いでしょう。
以前あった話ですが、10人くらいで訪れているグループがいて、ほとんどの人がうどんを注文していました。 その中で1人だけ丼物を注文した人がいて、悲しい事にうどんを頼んだ人が全員食べ終えたのに、丼物がまだ出て来ていませんでした。
もう十年以上経っていますが、タバコを吸いながら「俺もう食べんでいいや」と悲しい目をしていたその人の顔が忘れられません。
先に店を出たので、この人が丼物を食べられたのか食べられなかったのか分かりませんが、この一件があって「団体の時は皆と同じものを頼む」という事を勉強させられました。






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