おくでん日誌



2008年2月13日 バレンタイン前夜の悲劇!
連日の残業で疲れて帰って来て「あー疲れた」と一言こぼした後、冷蔵庫から缶ビールを取り出しグビッと一杯!
今日は久しぶりに雪が積もったので娘に「雪だるま作ったか?」と聞くと「そんなん作ってない」と何か様子が変。しかも目にうっすら 涙がにじんでいる。「どうした?」と聞くと何も言わない。ふとテーブルの上を見ると明日のバレンタイン用の手作りチョコの材料を書いた メモ書きがあり、一瞬にして涙の訳が分かった。今日は雪が積もったので手作りチョコ用の材料をカミサンが買いに行けなかったのだ。
あちゃー!たった今ビールを飲んだばかりで、もう車では買いに行けない状況下「何で飲む前に言わんやったんか」と言うとうつむいて泣くばかり。 「あー疲れた」の一言を聞いて「買いに連れて行って」が言えなかった様だ。
時計を見ると20時を回っているがルミエールはたしか21時まで開いているのですぐにマウンテンバイクに飛び乗り、雪の残る道路に 飛び出した。夜になって残雪は凍り、時折スリップしそうになるが何とか両足をついて片島小の坂の下まで来た時に悲劇は起こった。
凍結した路面で見事に滑って転んでしまった。すぐに自転車を起こし回りキョロキョロ見渡すと幸い誰にも見ていない様子。痛みはあったが ここでボヤボヤしていては閉店までには間に合わない。慎重かつ迅速に自転車を走らせ無事到着することができた。
ルミエールの店内に入ったが、40過ぎのオッサンが手作りチョコの材料をしかもバレンタインデーの前夜に大量に買う事に抵抗があった。
しかし時間は20時半を回っているしすぐに閉店のお知らせのアナウンスもありそんな事は言ってられない。 急いでメモの材料を探すがこれがなかなか見つからない。
店内に若いお嬢さん達が数名かごにやはり明日の材料を買い揃えているのを見つけたが「どこにありますか?」とはさすがに聞けない。
何気なく後を追って場所を探したり、欲しい材料が無かったので「どんなのを買っているのか」と流し目でかごの中をのぞいたりと スパイさながらの行動をとりました。
「蛍の光」が流れる中、閉店ギリギリまでねばって何とか買い物も終わり家に戻って娘に材料を渡すと「ありがとう」と満面の笑みで迎えて くれました。
それでも強打した左足の痛みは消えません。かなり思い出に残るバレンタインの前夜になりました。

※2016年現在、自転車も飲酒運転で処罰されます。
「飲んだら乗るな」「乗るなら飲むな」を厳守しましょう!



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