別府湯山温泉
奥みょうばん山荘



(現着するまでが大変な奥みょうばん山荘)

 2017年5月26日、今日は計画休暇を取って連休となりカミサンも休みなので久々に別府まで足を延ばしてみました。 訪れたのは「奥みょうばん山荘」
聞くところによると2006年に「湯山高原荘」が廃業となり、温泉マニアの現在のオーナーが「奥みょうばん山荘」と改名して再開されたとの事。
硫黄のにおいが漂う温泉らしい温泉に入りたくて、かなり前に「明礬」でネット検索して見つけた温泉で、案内板もなく分かり難い場所にあるとの事でなので秘湯の部類に入る温泉と期待して訪れました。 そんな訳でこちらの入浴は初めてとなります。




安心院から国道500号線を下ってくると、左手に別府湾が見えてきます。しばらく進むとカーブの多い山道になり視界が開けた所で「近藤商店」横の信号が見えて来ました。
この手前の細い道を右上に曲がるのですがオーバーランしてしまいました。
でも大丈夫!少し進んだところにも別の上り道があり途中でつながっています。どちらも「この道で大丈夫?」と思う程の細い道なので心配になります。



帰りに撮った近藤商店前の細い道から見た国道500号線。



途中に湯の花を製造している場所(国指定の重要無形民俗文化財)がありました。



その先は「山道」と言うよりか「林道」と言ってもいいような道を進み



激しく噴き出す蒸気の横を通り過ぎると・・・



奥みょうばん山荘の駐車場に到着しました。



今日は私たち以外に誰も居ませんでしたが、この看板から察すると混む時は駐車場で順番待ちをしている様です。



車を降りて受付を探して上の方へ歩いて行くとそれらしい案内がありました。



どれも手作りの可愛らしい案内板です。



受付に向かっているとお店の方が出てきていろいろと説明をしてくれました。



こちらが受付側から見た温泉の建物です。貸切の浴室が3つあります。


浴室
内湯小、内湯大、内湯+露天風呂の3つあり、すべて貸切風呂。


営業時間
10:00〜20:00(19:00台で満室になり次第受付終了)
来店順での対応となり電話予約は不可


定休日
平日にあたる水曜日
別府八湯温泉まつり期間中(毎年4月1日含む3日間)

入浴料
一人500円(利用時間は1時間以内です)


一人での利用も可能ですが他のお客さんがいる場合は内湯小への入室規制をしているそうです。



駐車場側から見た温泉の建物です。




温泉の建物周りにも手作りの案内板や飾りが並んでいました。


今日は他のお客さんがいなかったので全浴室を見せてもらいました。
もちろん入浴は内湯+露天風呂を利用しました(二人で1000円はお得です)


内湯小(右側)


一番右側が内湯小です。1〜2人なら十分な広さです。


内湯大(まん中)


まん中の内湯大。4〜5人は余裕でしょうか。


内湯+露天風呂(左側)


左の内湯。大きさは内湯小と同じくらい。


左の露天風呂はこんな感じ。




洗い場が一つしかないので大勢で入る時は効率よく使わないと間に合わないかも。
リンスインシャンプーとボディソープは完備されていました。




お湯は毎日入れ替えているそうです。お湯に湯の花がもの凄い量含まれています。




お天気や気温でお湯の色が変わるので同じ状態(色)に保つのは困難だそうです。



露天の囲いとその上から見た駐車場の様子。


泉質 においからすると硫黄泉?

泉温 源泉97.5℃くらい?

一般的な温泉は汲み上げたお湯を湯船に注いでいますが、ここは蒸気をお湯に戻して利用しているので手間が掛かるそうです。



ゆっくり浸かった後受付のチャイムを鳴らしてドライヤーを借りに行きました。



入口には利用規約の説明が書いてあります。




受付の中の様子です。プリン(100円)をいただきながらオーナーと20分ほどお話をしました。 大の温泉好きで自分のこだわりのあるやり方でやっており、 劣化する蒸気配管のメンテナンスも自身でやったりするなど経費を抑えるための運営も大変な様です。
また、定休日の水曜日は浴室の掃除をした後いろんな温泉へ出かけているそうで「こんな凄い人もいるんだ」と感心しました。


■奥みょうばん山荘
所在地 〒874-0004 大分県別府市湯山1組 別府湯山温泉
TEL 0977−67−2229

奥みょうばん山荘公式HP





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