おくでん家の
沖縄3泊4日 家族旅行





 2011年12月。今年も残すところあと一週間余りと押し迫った中、23日からの3連休を使って沖縄へ3泊4日の家族旅行に 行って来ました。
福岡県地方は22日夜から冬将軍が押し寄せて雪が舞い散る生憎のお天気だったので、現地では南国の暖かさを期待しましたが、 沖縄でもこの冬一番の寒さだったらしくコートを着込んでマフラーを巻いた人の姿を多く目にしました。
しかも訪れた日から3日間はお天気が安定せず連日の雨・雨・雨・・・。
今回は屋外の観光スポットはあきらめて、旅行代理店で予約購入していたエースJTBの「美ら海エンジョイパス」(←リンク先の13P)を有効に 利用した屋内のテーマパークをメインに回りました。
なお、同様(一部入場施設と値段が異なる)の美ら海エンジョイフリーパスが、 赤いのぼりのある沖縄県内のファミリーマートや取り扱いのホテルでも購入できる様です。

サービスや各施設のリンク先は公式ホームページ又は観光協会、自治体のホームページです。


12月23日(1日目)



福岡空港10:00発那覇行きのANA485便。機体はボーイング767−300で 久々に乗る270席ある大きな飛行機でした。この日は低気圧の影響で機体がけっこう揺れました。


 

11:45那覇空港に着いてからすぐに予約していたレンタカーを借りて沖縄自動車道へ。
許田ICを下りて最初に向かった先は沖縄NO1の観光施設「美ら海水族館」です。
(美ら海エンジョイパス利用)
外は雨が降っていますが館内は空調も効いていて快適。色んな種類の魚や海洋生物の水槽が展示されており見ごたえがありました。




中でも人気のあるのがこの巨大なジンベイザメが悠々と泳ぐこの大水槽です。正面から撮ると水槽前の人たちのシルエットが 絵になりますが、ジンベイザメを撮っている絵にならない人も入ってしまいます。


 

1日目の宿泊先は「ANAインターコンチネンタル万座ビーチホテル」です。
大きなリゾートホテルで施設も充実していましたが、3連休初日だった事もあって宿泊客が多い分、食事の予約が良い時間に取れなくて 20時45分の遅い夕食になってしまいました。 ロビーに設置された大きなクリスマスツリーの横では、チェロ(ビオラかも)の演奏も定期的に行なわれていて中々の雰囲気でした。


12月24日(2日目)

 

2日目は朝のうちは雨も降っていなかったので、最初にホテル近くの「万座毛」を訪れました。風が強く白波が立っており、 南海の荒々しさを窺う事ができました。
お土産屋さんにはかわいい装飾品やお手頃価格の星の砂の小瓶があったり、シーサーの置き物や南国風の衣類など沖縄特有のものが 色々と並んでいます。


    

次は恩納村に移動し「琉球村」に寄りました。(美ら海エンジョイパス利用)
有料の園内には築100年を超える一般的な沖縄の民家が再現されていて 「仲宗根家」とか「島袋家」とかの各家々で太鼓や三味線体験、舞踊、藍染、漆喰シーサーの絵付け、健康教室などが 体験できます。エースJTB「美ら海エンジョイパス」の特典で、武家屋敷の大城家でお茶とお菓子のサービスがありました。

隣接する入場料無料のエリアの「沖縄の駅ちゃんぷるー」でカミサンと娘が沖縄衣装の貸衣装を着ての記念撮影(有料)をしましたが、 プリント写真に加えて個人カメラでの撮影もしてくれるので比較的安価で沖縄を体験できました。


  

琉球村近くでエンジョイパスが使えるのは「ビオスの丘」。(美ら海エンジョイパス利用)
数多くの種類の蘭の花が咲き誇りジャングルクルーズなどが楽しめる屋外型の公園で、お天気の良い暖かい日なら最高でしょうけど 今にも降り出しそうなお天気だったので、今回は乗り物には乗らず早々に切り上げました。


  

次は娘が楽しみにしていた漆喰シーサー作り体験ができる「むら咲むら」へ向かいます。(美ら海エンジョイパス利用)
ここは園内に25の手作り工房があり予約なしで随時受付を行なっています。
ホテル朝食のバイキングで皆腹いっぱいでしたが、14時近くになっている事もあり園内に入って昼食をとる事にしました。 空港の観光案内所で沖縄観光クーポンをもらっていたので「謝名亭」で沖縄そばを食べて無料でシークワーサージュースをGETしました。
食事のあと手作り工房「ひで房」でカミサンと娘が漆喰シーサー作りに取り掛かりました。製作45分、乾燥30分で 色付けするならさらに60分かかるとの事なので今回は色付けなしで作る事にしました。


 

今日はクリスマスイヴ。今夜泊まる「ザ・ビーチタワー沖縄」は北谷町のアメリカンビレッジ横です。
昨日の夕方のラジオでこの付近は3キロの渋滞と言っていたので早めにホテルへ向かいましたが、 案の定、南下する右折レーンは流れが悪く何度も信号待ちを繰り返しました。

 

19時からクリスマスケーキの無料サービスがあるとの事でホテルロビーは大変な混雑です
また、チェックイン時に子どもの年齢を聞かれ「何でだろう?」と思っていましたが、小さな子どもさんがいる部屋のドアノブには翌朝クリスマスプレゼントが掛けられていました。
ロビーでのクリスマスケーキの無料配布は並ばせるなどの段取りが悪くてあちこちバラバラに並んで先に進まないし、何よりチェックインが重なったお客さんやレストランへ行く方にとって非常に迷惑なイベントですが、子どもさんへのプレゼントは粋な良いサービスだと思いました。


  

クリスマスイヴという事もあってアメリカンビレッジは綺麗なイルミネーションが点灯しており、大勢の人で賑わっていました。


12月25日(3日目)

 

今晩の宿泊先は那覇なので今日は北谷から那覇方面へ向けて下り南部地域を回ります。
南部地域にある「首里城」。ここも沖縄へ行ったら外せない観光名所です。
10時頃現地に着きましたが駐車場はすでに満車で中に入れません。入口を通り過ぎて辺りを周回した後戻ってきたら 丁度正面入口の駐車場が空車になっており、好位置に駐車できました。

  

守礼門を抜けて首里城前広場にやってきましたが、駐車場に着いた時は小降りだった雨が目に見えて落ちて来るようになりました。 手短に記念撮影を済ませて場内へ逃げ込みますが、中は南国とは思えないほどヒンヤリしていました。


  

12時を回って次に向かった先は「おきなわワールド」です。(美ら海エンジョイパス利用)
天然記念物の「玉泉洞」から入場し20分ほど歩いて 「王国村」へ入ります。ここでも娘が楽しみにしていたものがあって早速「地ビール喫茶」入口前のその場所へ向かいました。
「ドクターフィッシュ体験」。外国の温泉地でやっているのを以前テレビで見ましたが、 小魚が足の角質層を食べてくれるという何ともむずがゆい体験です。
実は昨晩のホテルの隣接温泉の「美ら湯」でもやっているとの事でしたが、スケジュールの関係で行けませんでした。
足に吸い付く魚の群れの前で、カミサンと娘が「キャッキャ」言っていました。

お昼ごはんの時間ですが、連日の朝のバイキングで食べ過ぎて全員お腹が空かずしかも胃がもたれ気味です。 という訳で今日は昼ごはん抜きとなりました。


 

南部の観光地といえば「平和祈念公園」。中学校の修学旅行では必ずと言っていいほど訪れる場所です。

 

沖縄戦で亡くなられた人が刻銘された「平和の礎」を見ていたら福岡県の刻銘場所に先祖の名を見つけました。 軍服を着た遺影が祖父母の実家にあったので戦死した事は間違いありませんが、沖縄戦で亡くなったかどうかは不明です。 2束献花してきました。(平和祈念塔は美ら海エンジョイパス利用)




次に訪れたのは「ひめゆりの塔」。資料館内部は撮影禁止だっので画像はありませんが、ここも戦争の悲惨さや 平和のありがたさを強く感じる場所です。ここでも献花しました。


 

今夜は那覇市内に泊まりますが国際通りでおみあげを買うつもりなので、夕食は国際通りのレストランへ予約を入れて います。予約した19時までにまだ2時間半もあるので空港通りから少し入ったアウトレットモール「あしびなー」へ 行きました。
娘が通う歯科大の先生もおすすめのショッピングスポットですが、早速息子がアディダスの専門店でスポーツシューズや ヒートテックのインナーを購入していました。


  

暗くなったので国際通りへ向かいます。「沖縄に行ったらステーキを食わんとなぁ」と職場の人に言われていたので 今夜の夕食は「サムズアンカーイン国際通り店」で食べる事にしました。(JTBミールクーポン使用)
カミサンは肉がダメですが、ここはステーキ&シーフードの専門店なので、一人だけ車エビと焼き魚が付いた シーフードコースにしてもらっています。
鉄板上の野菜や海鮮、肉を料理しながらコショー缶をお手玉のように操るパフォーマンスや トークがとても楽しいレストランで、料理の方は肉は脂身が少なかったせいか少し硬かったものの味はまずまずで、食べ盛りの子ども達も 腹いっぱいの量がありました。伊勢海老の半身焼きは最高に美味かったです。
沖縄へ来たらまた寄りたいお店となりました。


  

夕食を済ませ「国際通り」へ繰り出しました。車は通りから少し入ったパーキングへ預けているのでゆっくり 買い物ができます。
おみやげ屋さんが軒を並べていますが、同じ商品でも値段が違うので買い急がずゆっくり見てまわるのがポイントです。しかし 時間に限りがあるので結局、宅配をしてくれるレストラン近くのお店で買ってしまいました。
全行程息子が運転しているのでどこへ行ってもオヤジは安心して飲む事ができます。レストランで生のオリオンビールを頂きましたが、 ここでもオリオンいちばん桜を「シュポッ」と開缶。これはホテルのテレビでCMで流れていたビールです。


 

今日のホテルは「ロワジールスパタワー那覇」。21時を過ぎてのチェックインです。
併設のロワジールホテル那覇の隣にあり、部屋の造りが近代的で部屋着やシャンプーなどの備品も凝った感じのものが置いてありました。 全体的にまだ新しい感じのホテルで女性陣二人のツインルームはゆったりできたと思います。ただ男部屋はこのツインに3人入るので サードベッドがドカーンと置かれており窮屈感がありました。


12月26日(4日目)

 

3日目の朝。最終日の今日は部屋の窓から青空が見え太陽がやっと顔を見せてくれました。 朝食のバイキングも3日連続となると流石に食べ飽て家のご飯が恋しくなってきましたが、そうは言いながらもしっかり頂きました。 飛行機は14時55分なので今日はそれまでゆっくり過ごす事にして、ホテル内の「オオゴマダラ蝶々園」やおみやげコーナーを散策。 10時過ぎのチェックアウトとなりました。


 

ホテルを出て免税店のDFS沖縄に入りました。有名ブランド店が並んでおり、女性陣はウィンドショッピングを満喫できた様です。




今日はお天気も良く、晴れた沖縄の海を見ようとお昼近くになって向かったのは昨日寄ったアウトレットモールの近くにある 「豊崎美らSUNビーチ」です。
沖縄と言えば、なんと言っても青空と青い海が良く似合います。空港から一番近いビーチの白い砂浜には珊瑚の欠片がたくさんあり、形の良いものを見つけて 持ち帰りました。



「青い空 青い海 風のささやき 帰らない日々が 駆け抜けて行く〜 ♪」
松山千春の「卒業」の一節ですが、この歌詞の様にとても早かった4日間の旅でした。
時間はタイムマシンが開発されていない現在では戻す事はできませんが、想い出は胸の中のアルバムに しっかりと綴じられました。そして最後にこんな実写の写真が撮れてよかったです。




13時にレンタカーを返却して那覇空港へ。そば屋で軽い食事をすませた後帰りの飛行機ANA488便に搭乗します。 機体はボーイング737−500の小型機で、整備に時間がかかったらしくゲートが変更になり出発時間も 遅れました。
九州地方はまだ冬将軍が居座っており、上空では時折振動が感じられましたが定刻前の16:30に福岡空港に着陸しました。




地下鉄に乗って博多駅へ移動。帰りの電車は17:57発なので少し時間があります。カミサンと娘は駅の店舗を散策。 わたしと息子二人はくそ寒い中、駅前のイルミネーションの撮影をしていました。


まとめ

お天気には恵まれませんでしたが思い出に残る家族旅行でした。今回は会社の永年勤続旅行だった事もあり休暇や費用の 心配もなく、現地での運転も息子がすべて引き受けてくれたので楽が出来ました。
来春は次男が名古屋の会社に就職するので、今後は家族全員が揃っての旅行は計画が難しいと思いますが、 いつか誰かが「みんなまとめて連れてってやるよ」と声を掛けてくれる日を期待しています。
次は初夏の北海道がいいです。


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