05年 10月12日
平尾台散策記




  2005年10月12日職場OBの森シゲさんを誘って秋の平尾台散策に出かけました。
わたしが今の職場に異動したのは04年の10月。すぐに山野草話で意気投合し一緒に行く約束をしていましたが勤務の 絡みで中々休みが合わず、定年後の05年10月になってやっと同行することができました。

 この日のコースは茶ヶ床園地に車を駐車し広谷を散策後、中峠→四方台→大平山→岩山入口→中峠を歩きました。在職中は昼休みの卓球で この森シゲさんにコテンパンにやられていました。体力は自信が有るようですが何と言っても赤いチャンチャンコが日本一似合う還暦。 途中で倒れられたら困るので、森シゲさんのペースで進みます。


 
まずは第一関門である中峠の急な坂を上ります。写真は上り始めたばかりで余裕の表情を見せる森シゲさん。ミシマサイコやアキノキリンソウを 撮りながら進みますが、かなりの急坂なので二人とも息があがります。ハァハァ〜(画像はアキノキリンソウ)


 
しばらく休んで息を整えます。お天気もよくて四方台への丘陵では家族連れやカップルのハイカーと何組もすれ違ったり、追い越されたりで 「こんにちは」と挨拶を交わします。途中ウメバチソウやリンドウの蕾を見つけました。


 
四方台の分岐点まで来たところで記念撮影。奥は貫山で左がこれから向かう大平山方面です。ここからの眺めは最高!


 
森シゲさんが何かを見つけました。平尾台ならではの花ハバヤマボクチです。秋の草原に良く似合う花です。撮影の様子を一枚。


 
結構綺麗に開いていたのでわたしも撮影しました。その様子を森シゲさんが撮っていて画像を頂戴しました。



いよいよ、四方台の下り坂に入りました。上りも大変ですが下りもキツイ!ましてやここは足元が石だらけで非常にすべり易くなっています。 「大丈夫かな?」と心配していましたが、当の森シゲさんはわたしを置いてどんどん下って行きます。


 
サイヨウシャジンやヒメヒゴタイを写しながらのんびり散策し、小穴から大平山の途中で昼食になりました。ポカポカの青空の下で頬張る おにぎりの旨い事。



この日はここから大平山への道を業者の人が(防火帯の)草刈りをしていたので、ここで断念。去年は11月に刈っていましたが今年は 刈る時期が早い様です。秋の花はこれからなのに花が終わってからでも良いと思うんですが・・・残念です。



四方台下、中峠への分岐点でピナクルの上にカメラを置いて、セルフタイマーでの記念撮影です。


 
わたしがススキの中を覗き込んで撮っているのはナンバンギセルです。ススキの根元などに咲く寄生植物です。


 
小穴を過ぎた畑の脇でゲンノショウコを見つけました。花も終わりの時期で良く見ると咲き終わった花が枯れて 御神輿のように開いています。「だから別名ミコシグサと言うんだよ」と森シゲさん。さすが山野草が好きなだけ あって良く知っています。



岩山入口まで来ました。ここには真っ白なピナクルがあります。浸食で出来た自然美を背景に森シゲさん。



そしてわたし。ほんと近くで見ても真っ白で綺麗な色をしていますよ(寝なくても見れますが)


 
茶ヶ床園地に着くと野焼きをしていました。休憩用のテーブルで森シゲさんがコーヒーを用意してくれました。 ポットにわざわざお湯を入れて持ってきていて、ドロップ用のコーヒー豆にお湯を注ぐと辺りにはほろ苦い香りが漂います。 わたしの持参していたナッツとスルメをつまみに、帽子を脱いで爽やかな秋風をいっぱいうけて美味しいコーヒーをすすりました。


アケボノソウやムラサキセンブリにも合う事ができて森シゲさんも大満足でした。この日撮った花たちです。

 

 









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