こんな広いところでよく見つけたものだ!
平尾台で見つけた運命のペン




  秋がまだ始まったばかりの2006年9月30日の夕方、久々に平尾台に上ってみました。 茶ヶ床園地に車を停め、今日の目的の花「ナンバンギセル」を求めて中峠に向かい歩きだしました。


カーブを右に曲がったところで萩の花にぶら下がって光っているものがあります。


近づいてみるとチェーンに掛かった銀メッキの四角いキャップの様でした。「なんやろか?」 と思いつつも特に気にする事もなく先に進みました。


ムーミン岩を過ぎススキの根元を見ながら進むと難なくナンバンギセルを見つけました。




ピナクルの並ぶススキ野原を眺めながらひとしきり山歩きを楽しんだあと、夕方から来た事もあり 早めに帰路につきました。


帰り道でも銀メッキの四角いキャップはぶら下がったままでした。その横を通り過ぎて茶ヶ床園地へ 戻りますが、今度は桜並木付近の道端でまたも光るものがあります。


近づいて見ると今度も銀メッキの四角いものです。


手にとって見ると小さなボールペンだとわかりました。「あれれ・・・この色に、この大きさに、この形状は」 あの四角いキャップと似ているやんか。もしや・・・」とUターンして萩の木のところまで向かいます。


近づいてよく見ると、大きさも形もまさに同じサイズの様に見えます。


手に取ってみても・・・


手のひらで並べてみても・・・全く同じサイズではありませんか。

そしていよいよ合体!


ピッタリフィットしました。この二つはセットだったのです。

この広い平尾台の中で何者かが別々に捨てたか、はたまた偶然無くしたかで離れ離れになった両者が、 たまたまこの日この場所を訪れたわたしの手によって再び結ばれたのですから、これはまさに運命としか 言い様がありません。そう思いませんか?



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